【税理士】難易度は?受験資格、独学勉強まとめ
こんにちは、わくわく企画です。
今回は国家資格「税理士」の資格を紹介したいと思います。
難易度は?
近年の合格率は約15%となっています。
前回説明した資格の「行政書士」とほとんど一緒の合格率ですね。
難易度的には「難しい」部類となっています。
税理士は、受験資格が必要となっていますので、ある程度知識がある方でも、不合格となっているため気合が必要かもしれませんね。
受験資格
税理士の資格は受験資格が必要ですが、条件が非常に多くありました。
学校の履修による受験資格
・大学、短大、高等専門学校で「法律学」か「経済学」に関する科目1つ以上履修して卒業した者。
・「法律学」か「経済学」に関する科目を含めた62単位以上取得した大学3年生以上の学生。
資格による受験資格
・「司法試験」の合格者
・「簿記検定1級」か「簿記能力検定試験上級」の合格者。
仕事の実務経験による受験資格
・一定の専修学校の専門課程を修了した者で、「法律学」か「経済学」を1科目以上履修した者。
・法人または事業を行う、個人の会計に関する事務の実務経験2年以上。
・銀行、信託会社、保険会社の「資金の貸付け・運用」に関する実務経験2年以上。
・税理士、弁護士、公認会計士などの、「補助事務」の経験2年以上。
上記の中に1つでも当てはまっていれば、受験することができます。もっと詳しく知りたい方はコチラへどうぞ。
独学勉強方法
ポイント①(試験内容・合格基準)
重要なことなので、まず簡単に合格基準と試験内容などを説明します。
<試験形式>
記述式
<試験内容>
会計学→簿記論、財務諸表論(必須科目)
税法 →選択科目(3科目選択 ※条件付き)
①所得税法or法人税法(必須選択)
②消費税法or酒税法(どちらか選択)
③住民税or事業税(どちらか選択)
④相続税法
⑤国税徴収法
⑥固定資産税
※一度に5科目受ける必要はない。何年かけて受験してもok
<合格基準>
各科目60%以上正答。
少し分かりにくいですね。①は「必須選択」なので2つ選択してもokです。
②と③の「どちらか選択」というのは、消費税法と酒税法を合わせて選択してはいけない。という意味です。なので②、③を選択しなくても「①、④、⑤」のように選択しても大丈夫です。
また「※」で書いたように、一度に5科目受験する必要はありません。1回に1科目受験しても大丈夫です。
なので勉強する時間のない方は「1年1科目だけ受験して5年かけて受験する」手もあります。
ポイント②(受験者の声)
受験者の声を調べてみると
・自分が取りやすい科目、得意な科目を選ぶために、まずどんな試験科目があるのか把握しておくこと。
・1年で5科目の合格は、ほぼ不可能に近い。まず自分の実務経験に合う科目、または得意だと思う科目を選択すること。
・長期期間の学習計画となるので計画をしっかり立てること。
・どれだけ「暗記」できるか、「理解」できるかが重要。
・勉強方法は参考資料を読みながら、問題集と解いていくのが確実。
上記のような感じになっています。2年以上に掛けて勉強していくこととなると思うので、しっかり計画を立てておくことが重要そうですね。
また勉強に集中できない人は「15-45-90の法則」という集中力のリズムについて解説してますので、興味のある方は読んでみてください。
ポイント③(オススメの参考資料)
1.独学でも学習しやすい参考資料
2.科目別の参考資料
メリットは?
・独立して働くことができる。
・一般企業の経理、税理士法人、税理士事務所などの就職、転職することができる。
・将来性でも需要が非常に高い。
・女性が活躍することができる仕事。
需要がとても高いのは羨ましい資格ですね。この資格さえあれば独立もできますし、転職も有利になるので魅力的な資格です。
試験概要
- 合格基準:各科目60%以上
- 合格率 :約15%
- 試験形式:記述式
- 試験日程:年1回(8月上旬)
- 受験資格:制限あり
- 受験料 :1科目(4,000円)2科目(5,500円)3科目(7,000円)4科目(8,500円)5科目(10,000円)
- 受験地 :北海道、宮城、埼玉、東京、石川、愛知、大阪、広島、香川、福岡、熊本、沖縄
- 問い合わせ:国税庁
まとめ
今回調べてみて分かったことは
・合格率は約15%のため難易度は難しい。
・2年以上の長期受験になるので、しっかり計画を立てて勉強していくこと。(合格条件が5科目)
・暗記をする。尚且つ内容を理解しておく必要がある。
・税理士の需要は非常に高いため、持っていて損は絶対にない。
以上となります。とても難しく、時間の掛かる資格となるため、軽い気持ちで受験すると痛い目に遭いそうですね。受験する方は気合いを入れて頑張っていきましょう。